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執筆者の写真arikotakatsu

感動を胸に焼き付けて

97歳の叔母が天国へ旅立ちました。



お葬式なのに、

それはそれは気持ちのいい

幸せな気持ちになりました。



短気な叔父の側で

いつもニコニコしていた叔母は、

最後のお顔も安らかで

笑顔?と、思えるいい表情でした。



10年前に叔父が先立った後も

ずっと一人暮らしを続け、

毎日畑仕事を楽しんでいました。



亡くなる一週間前に

胸が苦しいと入院しました。



その間、子供たち、大勢の孫たち、

そしてひ孫たちがお見舞いに訪れ

その度に、



「私は幸せだわ。」と。



何度も何度も



「私は幸せだわ。」と、言い続け

そして、眠るように旅立ちました。



お葬式のとき、

2歳のひ孫ちゃんが、

大勢集まった親戚に囲まれて



「楽しいねー!」って。



みんなで笑いました。




叔母の優しい人柄と表情を思い起こしながら、

ずっといい気分…。




いいご家族です。




その後、納骨のため墓地へ行った時。




ものすごい感動が待っていました。




墓地の背景に、

それはもう、素晴らしい桜が!!



まだ、ほんの少し蕾を残していたのか

濃いピンク、咲き開いた薄いピンク。

この桜の花のピンクグラデーションが美しく。



本当に立派な桜。



そして、新緑の緑。



そして、青空。



そして、お墓の御影石の薄い灰色。



いままで一番感動した桜となりました。



「なんと美しい桜!

 叔母の為に咲いたのよ。」



皆がそう思いました。




この桜は胸に焼き付けよう。




この感動は、スマホで撮れない。




今でも瞳を閉じると

鮮明にその桜が見えます。




簡単にスマホで写真が撮れるようになり、




とりあえず何でも写真に撮っていましたが、

やめようと思いました。



 

心で感動する力が衰えている。

そんな気がしました。




と、言いつつ…。

この写真は、一週間前のお散歩で。

蕾も好きです!



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